ふたたびブログ

いろんなものを書きます

リアルだからこそ作り話より他人事

 ごくごく最近、友人の勧めを受けて「バチェロレッテ・ジャパン」を観た。一気に観た。9話(決着の回)まで観たのが今夜で、10話(アフタートークらしい)は明日観るので、明日なにを観ることになるのかはまだ分からない。

 いわゆる恋愛リアリティ的なコンテンツは、苦手意識を持っていたのが正直なところで、それなのに何故観たのかといえば「人生に疲れていたのでふと普段見ないものに気が向いた」といったところか。

 私が普段から観たいと思いつつ時間と余力の取れないものたち(アニメ、映画、舞台、ゲームなど)は、いざ観るとなるととても色々なことを考え、感じ入ってしまい、かえって感情をめちゃくちゃにするので迂闊に観られない節がある。この点、バチェロレッテはあまりなにも考えず、一線引いた他人事として楽しむことができ、それでいて強力かつ鮮烈なキャラクターコンテンツみに夢中にもなった。

 創作上のキャラクターではないぶん、参加された方々の行動や選択に、視聴者たる私の解釈が入り込む余地はない。彼ら彼女らは生きた人間なので、観ている私の意図とは無関係に、彼らの自由な意思で行動している。創作上の登場人物は時として、(決して作中の描写が本当に改変されるわけではないのだけれど)観ている人間の解釈や判断や価値基準によって、行動の意味合いが変わってしまう(ように感じる)。それがないので安心して、彼らの婚活サバイバル模様を観ていられるのかもしれない。

 明日も楽しみだ。このあとは友人の勧めでバチェラー4を観ることになりそうである。